今帰仁城 (なきじんじょう)
世界遺産。龍のようにうねる壮大な石垣城壁が美しい北山王の巨城・今帰仁城
画像出典: Wikimedia Commons (CC BY-SA / 作者: Wikimedia Commons Contributor)
「今帰仁城」(なきじんぐすく / 別名・北山城 / 沖縄県今帰仁村)は、13〜14世紀頃に築かれた本島北部屈指の巨大山城(世界遺産・日本100名城第98番)です。琉球が北山・中山・南山に分かれて覇を競った「三山時代」、北部(やんばる)と奄美群島を支配した「北山王」の居城として栄えました。山稜の地形に沿ってまるで龍がうねるように築かれた全長約1.5kmの堅固な石垣(古生代石灰岩の野面積み)は圧巻のスケールを誇ります。城の聖域「御内原(ううちばる)」からはエメラルドグリーンの東シナ海を一望でき、春には日本一早いカンヒザクラの名所としても全国に知られます。
お城の基本スペック
一次史料や公式サイトなどから調査したお城の基本情報です。
| 天守構造 | 天守はなく、主郭や御内原に大規模な正殿・拝所・殿舎が立ち並んでいた。 |
|---|---|
| 築城年 | 13世紀末〜14世紀 |
| 初代城主 | 怕尼芝(はにじ)ら歴代北山王(13世紀末〜14世紀) |
| 有名城主 | 北山王(怕尼芝、攀安知)、尚忠(初代北山監守) |
| 最終城主 | 向氏具志川家(1609年の薩摩侵攻により城郭炎上、以降拝所として保存) |
| お城の役割 | 三山時代の北山王国の首都要塞、統一後は首里王府の北部統治拠点(北山監守) |
| 廃城の経緯・時期 | 1609年の薩摩藩侵攻により炎上・廃城。ユネスコ世界遺産(2000年登録)。国の史跡。 |
| 城域規模 | 標高約100mの丘陵地に全長約1.5kmの石垣城壁を巡らせた連郭式グスク |
歴史解説・深掘り
今帰仁城は三山時代の北山王の居城で、首里城に次ぐ規模を誇る広大なグスクです。地形を活かしてうねる城壁は古生代石灰岩の野面積みで作られ、堅固な防御と優美な景観を兼ね備えています。2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。