苗木城 (なえぎじょう)
巨岩と石垣が融合した奇跡の山城。木曽川と恵那山を一望する天空の城・苗木城
画像出典: Wikimedia Commons (CC BY-SA / 作者: Wikimedia Commons Contributor)
「苗木城」(別名・霞ヶ城、赤壁城 / 岐阜県中津川市)は、木曽川右岸の急峻な山頂に築かれた日本屈指の絶景山城(国の史跡・続日本100名城第142番)です。最大の特徴は、露出した巨大な自然花崗岩を石垣の一部として巧みに取り込んだ「巨岩石垣」と、巨岩の上に柱を組んで建てられた「懸造り(かけづくり)」の天守です。天守台跡に復元された展望デッキからは、眼下を蛇行するエメラルドグリーンの木曽川と日本百名山・恵那山を望む360度の大パノラマが広がり、「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも称される息をのむ絶景を誇ります。
お城の基本スペック
一次史料や公式サイトなどから調査したお城の基本情報です。
| 天守構造 | 巨大な自然岩の上に柱を立てた3階建ての木造懸造り天守。現在は天守展望デッキが設置されている。 |
|---|---|
| 築城年 | 1526年頃(大永年間) |
| 初代城主 | 遠山正廉(大永6年・1526年頃) |
| 有名城主 | 遠山友忠、遠山友政(苗木藩初代藩主) |
| 最終城主 | 遠山友禄(明治4年の廃城令により解体) |
| お城の役割 | 東美濃の要衝、木曽川水運と中山道を監視する苗木藩1万石の本拠地 |
| 廃城の経緯・時期 | 1871年の廃城令により建造物解体。天守台や巨岩石垣が現存。国の史跡。 |
| 城域規模 | 標高432m(比高約170m)の城山頂部に巨岩と石垣を連ねた連郭式山城 |
歴史解説・深掘り
苗木城は自然の巨岩と人工の石垣を融合させた山城で、国の史跡に指定されています。木曽川から約170mの急峻な山頂に位置し、かつては巨岩の上に柱を組んだ懸造りの天守が存在しました。天守展望デッキからの360度の眺望は圧巻です。