郡上八幡城 (ぐじょうはちまんじょう)
昭和8年に建築された日本最古の木造復元天守と野面積みの石垣
画像出典: Wikimedia Commons (CC BY-SA / 作者: Wikimedia Commons Contributor)
「郡上八幡城」(別名・積翠城)は、奥美濃の清流・吉田川を見下ろす八幡山山頂にたたずむ美しき城郭です。戦国時代の1559年に遠藤盛数により築城され、江戸時代には遠藤氏、稲葉氏、青山氏らが城主を務めました。現在の天守は1933年(昭和8年)に大垣城を参考に復元されたもので、木造復元天守としては日本最古の歴史を誇ります。作家・司馬遼太郎が『街道をゆく』にて「日本で一番美しい山城」と称賛したことで知られ、秋から冬の早朝には朝霧に包まれて雲海の上に天守が浮かび上がる「天空の城」の絶景が全国の城郭ファンを魅了しています。
お城の基本スペック
一次史料や公式サイトなどから調査したお城の基本情報です。
| 天守構造 | 木造4層4階。1933年に再建された現存する日本最古の木造復元天守(岐阜県指定有形文化財)。 |
|---|---|
| 築城年 | 1559年(永禄2年) |
| 初代城主 | 遠藤盛数 |
| 有名城主 | 遠藤盛数、稲葉貞通、青山幸道 |
| 最終城主 | 青山幸宜(明治の廃城にともない廃城) |
| お城の役割 | 美濃国郡上藩4万8千石の本拠地、越前・飛騨を結ぶ要衝の城 |
| 廃城の経緯・時期 | 1871年の廃城令により石垣を残して建造物は取り壊されたが、昭和8年に木造天守が復元。 |
| 城域規模 | 八幡山山頂の本丸を中心に二の丸・松ノ丸を配した野面積み石垣の山城 |
歴史解説・深掘り
郡上八幡城の天守は1933年(昭和8年)に大垣城をモデルに建築された、現存する日本最古の木造復元天守です。作家・司馬遼太郎が『街道をゆく』で絶賛した美しさを誇り、秋から冬にかけての朝方に雲海が発生すると「天空の城」となる絶景スポットとして広く愛されています。