日本の美しい歴史を今に伝えるお城。天守閣に登ったり、立派な石垣を見上げたりするのは本当にワクワクしますよね。しかし、お城はその多くが国宝や重要文化財、国指定史跡などの貴重な歴史的遺産です。
みんなが気持ちよく、そして安全にお城を楽しむために、絶対に守るべき5つのマナーとルールを、ケンとサクラの会話と一緒に見ていきましょう!
お城の石垣って登りやすそうだし、上からの景色が良さそう!ちょっと登ってみようかな?
(※慌ててケンを止める) ケン、ちょっと待って!石垣は絶対に登っちゃダメよ!崩れて怪我をする危険もあるし、何より何百年も前の貴重な文化財なんだから!
うわっ、ごめん!確かに昔の人が命がけで積んだ石垣だもんね。大切にしなきゃ……。ほかにも気を付けるべきマナーってある?
ええ、お城巡りを安全に楽しむために、特に大事なルールが5つあるの。一緒にチェックしてみましょう!
① 石垣に登らない・触らない
石垣は自然石や加工された石が絶妙なバランスで積み上げられています。人が登ることで石が動いて崩落し、お城を傷つけるだけでなく、あなた自身が落下して大怪我をする危険があります。 また、石垣に無理に触れたり、落書きをすることは絶対にやめましょう。歴史遺産を守るための第一歩です。
② 撮影禁止エリア・ルールを守る
重要文化財や国宝に指定されている天守の内部では、フラッシュ撮影や三脚の使用、あるいは撮影自体が禁止されているエリアがあります。これは、強い光による展示品劣化を防ぐためや、狭い通路での安全を確保するためのルールです。現地の案内看板や係員の指示に従いましょう。
③ 飲食とゴミは指定の場所で
お城の敷地内には木造の貴重な建物が立ち並んでいます。食べこぼしによる虫害や、火気の使用による火災は、お城にとって最大の脅威です。飲食は指定された広場や休憩所で行い、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
④ 歩きやすい靴で登城する
お城はもともと「敵の侵入を防ぐための軍事要塞」です。そのため、急な石段や滑りやすい砂利道、傾斜のきつい坂が続きます。また、現存天守の内部は階段がほぼハシゴのような角度になっていることもあります。ヒールやサンダルは非常に危険ですので、必ず歩きやすいスニーカーで訪れましょう。天守内で靴を脱ぐ場合は、スリッパの引っかかりにも注意してください。
⑤ 歴史的な建造物をいたわる
木造の柱や手すりに寄りかかったり、傷をつけたりしないよう細心の注意を払いましょう。バッグやリュックが壁に擦れて擦り傷を作ってしまうこともあるため、狭い室内ではリュックを前に抱えるなどの工夫が喜ばれます。
なるほどなぁ。敵を防ぐための構造だからこそ、歩きやすい靴で行くのが鉄則なんだね。柱や石垣も、何百年もの歴史を耐えてきたと思うと愛おしく見えてくるよ!
そう言ってもらえると嬉しいわ!マナーを守ることは、歴史をリスペクトすること。これからもルールを守って、楽しくお城を巡りましょう!